茨城新聞社と茨城会は、小・中・高校生が新聞を通じて
地域や社会に関心を広げ、思考力や表現力を養うことを目的に
新聞感想文コンクールを実施します。
本年度は第10回を記念しリニューアルしました。
夏休みの自由課題としても最適です。
ご応募待っています。
応募資格
小中学校や高校に在学する児童・生徒。 小学1~3年、小学4~6年、中学生、高校生の4部門
応募期間
令和元年7月1日㈪~10月11日㈮
応募課題
応募期間内に載った新聞記事を読んでの感想。 小学1~3年生は家族に記事を読んでもらい、感想を作文にしたものでも 結構です。 ※著作権は茨城新聞社に帰属します。作品の返却はしません。
応募方法
  • ①学校単位でも個人でも応募可能(未発表作品で1人1点に限る)
  • ②募集要項チラシ裏面の専用の原稿用紙(コピー可)か、市販のB4版400字詰め原稿用紙を使用してください。
  • ③専用の原稿用紙の場合は、記入欄に必要事項を書くこと。市販の原稿用紙の場合は、1ページ目の1行目に題名、2行目に学校名、学年、3行目に氏名(ふりがな)、性別、4行目はあけて5行目から書き始めてください。作品の最後に住所、電話番号、保護者氏名を記入してください。
  • ④原稿用紙と同じ大きさ(B4)の紙に、読んだ記事(コピー可)を貼り、原稿とセットにして送付する。
  • ⑤小学生は600~800字。中学生、高校生は800~1200字。
  • ⑥学校単位で申し込む際は、学校名と応募児童・生徒の名簿(漢字・ふりがな)、担当教諭名、連絡先を添付(体裁自由)してください。
要項・原稿用紙のダウンロードはこちら
※2ページ構成のPDFです(1.要項、2.原稿用紙)

第10回でリニューアル 高校生に対象拡大

 新聞感想文コンクールの第10回を記念し、小中学生に限っていた募集対象を高校生まで拡大します。新学習指導要領で「新聞の活用」が明記されるなど、生きた教材としても新聞活用の輪が広がる中、コンクールの充実を図ります。

 子どもたちが新聞に親しみ、地域や社会に関心を持ち、読解力や考える力、表現力を身に付けてもらおうと、茨城新聞創刊120周年を記念して2010年に始まりました。

 個人に賞を贈るほか、全校で取り組む学校を表彰する。本年度は、募集対象を「小学1~3年」「小学4~6年」「中学生」の3部門に加え、高校生の部が加わります。

 作品の受け付けは、学校単位だけでなく、個人での応募も可能となります。各校に応募チラシを配布します。主な賞は「知事賞」「県教育長賞」「茨城新聞社長賞」「茨城会会長賞」です。

 応募作品は、県教育委員会や多くの学校関係者の協力を得て、1次、2次、3次の審査を行います。表彰式では、児童生徒のほか、多くの保護者が来場し、入賞者をたたえます。

新聞で学力向上 広がる将来の夢

 「新聞を読む子どもは学力が高い」「新聞が子どもの夢を広げる」--。こうした調査結果が日本新聞協会新聞科学研究所のデータで明らかになりました。

 同研究所によると、文科省が発表した2018年度学力・学習状況調査では、小学6年、中学3年、ともに新聞を「ほぼ毎日読んでいる」児童生徒の成績が、「ほとんど、または全く読まない」層より最大で13.6ポイント上回りました。

 小学6年で最も差が大きいのは算数Bで、新聞を「ほぼ毎日」読んでいる児童の平均正答率は62.3%、「読まない」は48.7%で、13.6ポイントの差がつきました。

 「子どもの将来の夢」調査では、新聞を読む家庭の子の52.6%が「夢がある」と回答。一方、読まない家庭では41.8%と、10ポイント以上の差が出ています。同研究所は「新聞を広げ、家族で話題にすることで、世の中に興味を向けるきっかけになっているのではないか」と分析しています。

新聞感想文コンクール 第1回知事賞3人 夢へ歩む
初回受賞者10年後インタビュー
第1回新聞感想文コンクールで知事賞を受賞した(左から)松本悠さん、加藤太河さん、石井南帆さん=2011年1月16日、水戸市三の丸の県立図書館

新聞広げ、日々成長

 茨城新聞社の「新聞感想文コンクール」が本年度、第10回の節目を迎える。第1回(2010年度)で知事賞を受賞した3人は大きく成長。あの日、新聞を「読んで・考え・書き残した」文章は、今も輝きを放つ。インターネットのニュースや会員制交流サイト(SNS)など情報入手の多様化が進む中、3人は日々、新聞を広げ、自らの夢に向かって歩んでいる。
情報判断の難しさ 石井南帆さん
石井南帆さん
 境一中1年当時から「法曹関係の仕事に興味があった」。夢を実現するため、現在、東大法学部4年生として勉強を重ねる。  裁判員裁判で初めて死刑が求刑されたという記事を読み、作品「『死刑』求刑の重さ」を書いた。裁判員制度そのものよりも、自分で情報を取捨選択して判断することの難しさについて、素直な気持ちを表現した。  新聞は「自分の興味がない情報も否応なく目にできるところが長所」と話し、何度も読み返したり、他紙と読み比べたりできるところが優れていると考える。  中学生や高校生の頃、両親から「この記事を読んでみたら?」と言われて読んだ。将来、自分も同じように子どもに新聞を勧め、「会話や考えるきっかけにしたい」と話す。
奉仕の精神学んだ 加藤太河さん
加藤太河さん
 「健常者の視点だけでは考えつかない」-。盲導犬の訓練法を確立した塩屋賢一さんが亡くなったという記事を、茨城町立長岡小5年の時に読んだ。「尊敬する気持ちで書いた」と振り返る。  作品「心の中のアイメイト」はこう結ばれていた。「塩屋さんの死は、悲しみだけではなく、奉仕の精神をぼくに教え、残してくれた」  高校に進むと、将来は医療に携わりたいと思い、関係する記事をスクラップした。臨床検査技師を目指し、つくば国際大で学ぶ今もスクラップを読み返す。  東日本大震災の翌朝、いつもと変わらず、新聞が届いたことに「ぬくもりを感じた」。社会に出る上で、「公平公正、かつ、温かさを持つ新聞から、多くの知識を得たい」と話す。
母が読んでくれた 松本悠さん
松本悠さん
 当時は鹿嶋市立鉢形小の2年生。まだ新聞は読めなかった。母・愛子さんが毎日、茨城新聞を見ては「こんな記事が載ってるよ」と教えてくれた。  図書館の傷んだ本を年間500冊ほど直す76歳のおじいさんの存在を記事で知って驚いた。本を大切にしてほしいと思い、「大好きな本のケガ」を書いた。  受賞作品の全文が新聞に載ると、常陸太田市の図書館に勤めるという女性から「感動しました」と学校に手紙が届いた。10年たった今も年賀状のやりとりが続いている。  茨城高専に進学し、家族と離れて寮生活を送る。「将来、子どもができたら、一緒に新聞を読んで、いろんなことを話したい」。毎日、愛子さんに読んでもらったように。
2018年度(第9回)新聞感想文 受賞作品紹介

 県教委、茨城新聞社、茨城新聞を扱う販売店組織「茨城会」が主催する2018年度「新聞感想文コンクール」「だいすきわがまち自慢作文コンクール」の入賞作・入賞校が決まり、表彰式が16日、水戸市笠原町の県庁9階講堂で開かれる。県教委が主催する「学校ホームページコンクール」の表彰も併せて行われる。

 「新聞感想文」は、記事を読んで考えた意見や思いをまとめた作品。県内小中学校から1167点が寄せられた。「わがまち自慢作文」は書物や体験から知った郷土の魅力や素晴らしさをまとめた作文。県内小学校から8813点の応募があった。

 1次・2次・最終審査会を経て、「新聞感想文」では小学1~3年、同4~6年、中学生部門、「わがまち自慢作文」では小学1~2年、同3~4年、同5~6年生の部門ごとに、知事賞、県教育長賞など七つの特別賞と優秀賞、学校賞、学校奨励賞を決定。

 「新聞感想文」で個人の最優秀賞となる知事賞には、桜川市立岩瀬小1年の安倍(あべ)武蔵(たけぞう)さんの作品「ためしたよ!!バリアフリークッキング」、筑西市立川島小5年の飯島(いいじま)愛珠(まなみ)さんの作品「みんなの図書館」、鉾田市立旭中1年の須加野(すかの)紅葉(くれは)さんの作品「西日本豪雨を通して感じた事」が選ばれ、「わがまち自慢作文」では大洗町立大洗小2年の平山(ひらやま)桃花(もも)さんの作品「はつ日のでみにきてね」、行方市立北浦小3年の根本(ねもと)孝大(こうた)さんの作品「けそぬまいなり」、常陸太田市立水府小6年の小林(こばやし)美輝(みき)さんの作品「常陸秋そばは日本一」が選ばれた。

ためしたよ!!バリアフリークッキング
桜川市立岩瀬小1年 安倍武蔵

もしぼくがじこにあってみぎてがつかえなくなってしまったら、いままでかんたんにできていたことが、ほとんどできなくなってしまいます。きっと、とてもかなしくなって、げんきがなくなって、きもちもおちこんでしまうとおもいます。

しょうがいがあるひとでも、りょうりにちょうせんすることで、ずっとできないとおもっていたことができるようになれば、げんきがでて、やるきやゆうきもでて、きっとほかのことにもちょうせんしてみたくなるとおもいます。

りょうてをつかわないでりょうりをしたらどんなふうだろうとおもって、ぼくもチャレンジしてみました。さいしょにおくらをかたてでゆでました。あついおゆにいれるときがむずかしかったです。

ぼくはみぎききなのでひだりてだとコンロのスイッチがまわしにくかったです。パパがつくってくれたくぎつきまないたでにんじんのかわをむいてみました。うえのぶぶんをむきおわったあと、もういちどくぎにさしなおしてむかなければいけませんでした。じかんがかかりましたが、さいごにはとてもきれいにむけました。そのにんじんをほそながくきって、ポリぶくろのあさづけもつくってみました。とてもかんたんにつくれました。ままといっしょにあじみをしてみたら、すっぱくて、こりこりしていておいしかったです。

ひとつのしんぶんきじがきっかけで、ぼくじしんもいままでやったことがないことにチャレンジすることができました。きじのなかで、じこやびょうきのこういしょうでおちこんでいたひとがじしんをとりもどしたとかいてありましたが、ぼくもバリアフリークッキングにチャレンジしてあたらしいことをしってすこしじしんがつきました。これからもいろいろなきじをよんでいろいろなことをしりたいです。

みんなの図書館
筑西市立川島小5年 飯島愛珠

毎朝、新聞の四コマまんがを見る事が、わたしの楽しみです。その時に「今どき図書館」という記事を見つけて、いったいどんな図書館なのか、とても気になり、わたしはこの記事を読み始めました。

わたしは本が大好きです。本だけではなく、母に教えてもらって、新聞の面白そうな記事も読みます。図書館へ行くことも大好きで、月に何度か行きます、わたしの行く図書館は、とてもきれいで快適で司書の方も親切です。

「あの本あるかなあ。」と、いつもわくわくしながら出かけます。

新聞の記事には、四ケ所の図書館について書いてありました。子育て支援のイベントやサービスが行われているそうです。わたしの住む茨城県内の図書館も、その一つにのっていました。その図書館では、保育士二人が常ちゅうして、親子が楽しく過ごしたり、保育士が相談を聞いてくれるそうです。

わたしの行く図書館でもこのような活動をしています。保育士の資格を持つ育児コンシェルジュが、小さな子どものいるお母さんに、声をかけて、年齢に合った本をアドバイスしてくれます。お母さんが図書館を利用する少しの間、子どもに読み聞かせもしてくれます。

わたしの母は、兄やわたしがとても小さなころ、一番行きづらい場所は図書館だった、と教えてくれました。足音を立てて走ったり、大きな声で話したり、泣き出してしまうわたしたちを、何度も、急いで外へ連れだしたそうです。だから「安心して親子で図書館へ行けることは、とてもすてきな事だね。」と言っていました。

わたしはこの記事を読んで「今どき図書館は、小さな子どもとそのお母さんも一緒に、安心して楽しめる図書館」だと気付きました。そして、わたしの行く図書館も「今どき図書館」だと知り、とてもうれしく思いました。

わたしにとって本は「おもしろい」だけではありません。本は人の心をやさしく変えたり、時には、ぼうけんの旅にも連れて行ってくれます。本には、良い所がたくさんある事をわたしは知っています。そして、わたしが本を大好きになる事ができたのは、小さなころから多くの本を読ませてもらったからです。

だから、わたしにとって図書館は「本を借りる」だけではない特別な場所です。新しい本に出会うと、「早く読みたいな。」と楽しみになります。帰る時に、「来て本当に良かったな。」と思える場所です。図書館のイベントで、大好きな作家の方と会うこともできました。とても大切な思い出です。

未来の図書館はどうなっているのかな。みんなが行きたくなるような図書館を、わたしも一緒に作りたいです。本を手に持った時の嬉しい気持ちをみんなに伝えて行きたいです。

西日本豪雨を通して感じた事
鉾田市立旭中1年 須加野紅葉

私は震えました。もしこの災害が、自分の身に起きたら一体どうなるかと。

家が流され、家族を失い、町全体がなくなってしまって私には、まったく想像ができない光景でした。毎日、毎日ニュースで流れるたび死者が増え続けて、テレビを見るのも怖くなりました。

私も六歳の時に東日本大震災を経験しました。電気も水道も使えず、三日間洋服を着たまま寝たり、トイレも外でしたり、お風呂も入れず、とてもつらい思いをしたのを覚えています。

あれから六年経ち、私も十二才になり今回の西日本豪雨を見て、思うことがありました。困ってる人の為に何ができるのだろうか?私も、猛暑の中ボランティアができるのだろうか?遠く離れている所でも、役に立てるように生きていきたいと思いました。

そして、私の家は農家です。一年中ハウスでほうれん草を作っています。今回の豪雨でも農家の被害が多く出ています。ハウスも壊れ、作物も潰され、生活ができない状態にあります。私の父も、大雪の日、台風など、大雨の中、夜中でもハウスと、ほうれん草を守るため、畑に行きます。

もしも、今回のような被害が自分の家でも起きた場合、今後また、再生できるのかとても難しいと思います。なぜなら、ここまでくるまでに、たくさんのお金を使い一つ、一つ丁寧に育ててきた作物が失われてしまったら先の事など考えられません。決して簡単な事ではないけれど、それでも私は、父に農業を続けてもらい、もう一度父にほうれん草を作ってもらいたいです。時間はかかるけれど、私も全力で協力し、助け合いながらこの町を守っていきたいです。

この新聞の記事でも、「仲間がいるから諦められぬ」「百姓魂 今こそ」との記事がのっていました。つらい状況でのこの力強い言葉に、私はとても感動しました。

そして、この西日本豪雨を通して、感じた事は一日、一日を大切に今の生活をあたりまえと思わず、感謝の気持ちを持ち、地域の人々との関わりを大事にしながら日々生活していきたいと強く思いました。

応募・問い合わせ先
〒310-8686
水戸市笠原町978-25
茨城新聞社 新聞感想文コンクール係
TEL:029(239)3030
表彰
  • ①文部科学大臣賞、知事賞、県教育長賞、茨城新聞社長賞、茨城会長賞など。
  • ②上位入賞者は、2020年2月、茨城新聞の紙面で発表します。
  • ③表彰式は、2020年2月15日㈯、水戸市三の丸の県立図書館
主催:茨城新聞社、茨城新聞茨城会
後援:文部科学省、県教育委員会
協力:県新聞教育研究会、県教育研究会、県学校長会、県高等学校長協会、県PTA連絡協議会、県高等学校PTA連合会